合気道とは、開祖植芝盛平翁(1883~1969)
が
日本伝統
の武術の奥義を究め、さらに厳しい
精神的修行を経て創始した現代武道です。
合気道は相手といたずらに力で争いません。入身と転換の体捌きから生まれる
技によってお互いに切磋琢
磨しあって稽古を積み重ね、心身の錬成を図るのを目的としています。合気道は他人と優劣を競うことをしないため、試合を行い
ません。
お互いを尊重するという姿勢を貫く合気道はいのちの大切さがうたわれる現代に相応しい武道といえるでしょう。
合気道が「和」の武道といわれる所以もここにあります。
第51回 全日本合気道演武大会冊子より転載
※写真:合気道創始者植芝盛平翁
合気道旭川道場(以下、旭川道場という)は、北海道旭川市に所在する道場で唯一、公益財団法人合気会公認の道場です。
旭川道場は、初代道場長兼平民洋七段位が1993年に防衛庁(省)合気道連合会の旭川支部として 創立したのが始まりです。
旭川道場は、防衛庁合気道連合会主催の演武大会において「優秀支部賞」を受賞する等、武術としての実践性を重んじていますが、極めて安全かつ合理的な稽古法で教授しています。同時に、合気道は「魂を磨く稽古・道」であることを踏まえ、人生を拓く際に役立つ合気の道を目指せるように教授しています。
具体的には、合気道開祖・植芝盛平翁が追求し続けた「武術としての合気道」と「和合の精神としての合気道」を稽古の二本柱にすることで、何事にも動じない強い精神・逆境に負けない不撓不屈(ふとうふくつ)の精神を養うだけでなく、対人心理のimplicationを得られるように配慮しています。
エビデンスの高い学術的な視点を加えた合気道の理論と実践により、face to faceのコミュニケーション力をはじめ、「個」の心理を読み・「場」の空気を読み対応する力、感情をコントロールする力、集中力、直観、感性を必然的に高めて行くことが可能です。
なお、旭川道場では、運動に自信のない女性でも1から無理なく稽古できるように指導員を配置しています。武道未経験の女性であっても、護身術としての合気道の習得は無論、世界に通じる合気会の黒帯を取得することも可能な道場です(黒帯を取得した後、女性警察官になった道場生もいます)。
加えて、旭川道場では公明正大を旨とし、道場活動の公開に積極的に取り組むことで開かれた道場づくりと合気道の普及に貢献しています。
はじめまして!
合気道旭川道場長の多田昌弘です。
合気道に関心を寄せていただき、嬉しいです。
この場では、なぜ合気道が素晴らしい武道なのかについてご紹介させていただきます。
合気道は、日本を代表する他武道と一線を画す現代武道です。
なぜなら、世界に普及・大衆化を遂げた他武道が技術範囲を制約し、試合形式にしてスポーツ化を図った一方、合気道においては、日本古来の武術を取り入れた総合武道の道を選び、頑ななまでにスポーツ化を拒むことで心身の練磨を本道とする真の武道を追求しているからです。
真の武道を追求する合気道は、何者かを敵として優劣を競うのではなく、自他を活かし合うことで「自他一体」へと導く武道です。このことは、禅を研究する学者や禅僧らが「合気道は動く禅」と言うように、稽古を通じて次第に悟りを得ることができます。
幼少の頃より複数の武道を修練してきた私は、自他を活かし、延いては和合の道を極めようとする武道は合気道以外に無いことを身をもって知っています。
また、合気道は、人としての道にいくつもの示唆を与えてくれる武道です。なぜなら、合気の道を通じて心身を練磨することは、単に武術を修めるだけでなく、「合気道の精神」を哲学する文武両道の道を歩むことを意味するからです。
「合気道の精神」が根底に流れる合気道の稽古を積むことで、近視眼的な思考から抜け出し、幅広い視野と高い視座から物事を捉え解決して行くための教養が身につくと、私は考えています。
事実、遠くは北見枝幸町在住の女性教員をはじめ、富良野市在住の女性薬剤師等、距離的な問題があるにも拘わらず自己変革を目的に熱心に稽古に通う道場生、病に打ち勝つために入門された道場生もいました。
現在においても、旭川市外から熱心に通う道場生をはじめ、将来警察官を目指す中学生、合気道そのものや護身術に興味を持った女性、健康目的のシニア等、幅広い年代の道場生が性別・目的・職業の壁を越えて、楽しく愉快に稽古に励んでおります。
私自身も、合気の道の修練を通じて、家族や仕事に関して内省をおこない、一人の人間として1つでも進化できるように努めています。
人は、いつからでも、また、何歳からでも生まれ変わることができます。自己変革の手段を武道に求めるならば、文武両道を歩まざるを得ない「合気の道」を歩んでみるのも1つではないでしょうか。
本Webサイトをご覧いただき、少しでも合気道に興味を持っていただければ幸いです。いつか、お会い出来る日が来ることを楽しみにしております。見学はいつでも可能です。お気軽に、旭川道場事務局までお問い合わせください。
旭川藤女子高等学校公式SNSに紹介
1912(明治45年)3月、開祖植芝盛平翁(以下、開祖盛平翁と略す)は和歌山県
紀州団の団体長として54戸の有志を募り、北海道白滝原野に向け出立。汽車で旭川(現北海道旭川市)を通り比布(現北海道比布町)まで来る。愛別(現北海道愛別町)駅逓などの世話になり、峠(現北見峠)を越え同年5月20日ごろ白滝原野に到着。なお、白滝では入植した同年を開基の年としている。
そこでの生活ぶりとは・・・続きを読む
合気道旭川道場は、北海道の屋根といわれる大雪山連峰をはじめ、豊かな大自然に恵まれた稽古環境にあります。この自然に憧れて、海外から旭川に移り住む道場生もいたほどです。
合気道を知ったきっかけは何でしょうか。
最近では、人気漫画の女性キャラクターをはじめ、 漫画からTVドラマ・映画化された物語の女性ヒロイン役が合気道の使い手であることから、合気道を知る人が増えています。また、映画監督であり合気道家でもある海外俳優の戦闘アクションに魅力を感じ、合気道を知る人もいます。
合気道を始める目的は、人それぞれに違います。純粋に合気道に興味を抱いた方、
護身や健康維持、あるいは礼儀作法の習得を目的にした方などですが皆、合気道を自己実現に役立てています。
合気道旭川道場の稽古法は、基本を中心に指導しております。そのため、老若男女を問わず、誰もが合気道を習得できるようになります。合気道旭川道場の特色
以下に、合気道旭川道場の稽古場所、稽古時間、稽古内容、稽古料等の案内をしております。
合気道に興味のある方は参考にしてください。
旭川市総合体育館内
旭川市花咲町5丁目
☎(0166)51-4545
木曜日 | 19:00~20:50 |
稽古内容: | 体術 |
稽古特徴: | 世界130カ国・国内約2,400の道場・団体が加盟する「公益財団法人合気会」は、合気道創始者(開祖)である植芝盛平翁が設立した世界最大規模の合気道組織です。合気道のグローバルスタンダードである(公財)合気会の規範型(基礎の技・基本技・応用技)を習得し、合気道の段・級資格取得を目指します。加えて、合気道は「敵そのものを無くする絶対的自己完成の道」と言う開祖の哲理に鑑みて、心・氣・体の向上を目的とした稽古を行います。 |
土曜日 | 13:30~16:00 |
稽古内容: | 剣・杖・剣取り・杖取り・体術 |
稽古特徴: | 「柔術は剣術から生まれた。よって、剣術の修行を行うことで体術に活かす必要がある」と言う初代道場長の教えを承継し、合気道体捌きのベースになっている武器術を探求します。具体的には、合気杖・合気剣等を通じて、合気道体捌きの「なぜ」を探求して行きます。武器を通じた合気道の技と理法を科学することで、多様な視点からの体術を稽古し、「剣対徒手」に代表される対武器術を修得して行きます。 |
不定期 | 時間・曜日不定 |
稽古内容: | 合気道開祖晩年の「愛」ある合気道の修得 (講習会形式) |
稽古特徴: | 合気道家・兼平民洋前道場長(北海道連盟前会長・現相談役、旭川道場創立者・現旭川道場顧問)の集大成。合気道開祖・植芝盛平翁の晩年の心理・技法を探求したオンリーワンの合気道を稽古します。合気会規範型とは違う独自の体捌きと術理は、合気道有段者も感銘するほどの秘技です。例えば、四方八方の敵を受け入れる「不動の姿勢」から後転換による導き・「合掌」から後転換による天地崩しは1つの象徴的な技法です。また、通常の合気道の稽古では声を出しませんが(無声)、本稽古では「ハイっ!」と元気よく声を出すことで敵の攻撃を誘発させる珍しい稽古法を取り入れています(根底は言霊)。兼平前道場長の合気道の1つのテーマは、「愛」ある合気道であり、決して相手を痛めつけるための技法を教授しません。研究熱心な海外の合気道家(ドイツやオーストラリアなど)が合気道旭川道場公式サイトを見て道場に訪れることも度々あります。海外の合気道家らは、兼平前道場長の合気道観や技法に触れ、「合気道とは何かを探る契機になりました」等、大変満足されて帰国しています。中には、兼平前道場長の合気道観に感銘を受け、海外から日本国内に移住してきた道場生もいるほどです。なお、本稽古は、旭川道場限定の特別講習会として年に数回実施しています。 |
旭川市立神居中学校内
旭川市神居4条5丁目
☎(0166)61-7261
旭川市立神居中学校
稽古時間
火曜日 |
19:00~20:50 |
稽古内容: | 体術・短刀取り・女性のための実践護身 |
稽古特徴: | 実践を想定(女性護身・双方向コミュニケーション他)した稽古法を導入することで、合気道を「わかる・できる」から「使える」レベルを目指して行きます。例えば、体術の源流に遡ることで、当身を含んだ術の原理を探求し、体格・年齢・性別にとらわれない合気道の「柔」と「剛」の親和を求めます。加えて、合気道の技と理法を同時に科学することで「和合」・「合気道の精神」とは何かについて探求し、人間社会で応用可能な合気道的思考を培って行きます。なお、技法を含む稽古内容は門外不出であるため、一般募集は行っておりません(護身術習得を目的とした女性道場生は、この限りではありません)。 |
※稽古内容の詳細は「 合気道旭川道場の特色 」をご覧ください。
※合気道旭川道場が答える「合気道Q&A」はじめての方・Q&A
入会金 3000円
月謝 3000円
※学生 1,500円(小中学生は500円)
※一般 3,000円
入門可能年齢 小学校5年生以上
北海道合気道連盟費(年単位) 2,000円
体育館使用料は別途発生
※入門するには、合気道旭川道場長との簡単な面接が必要です。
※合気道旭川道場に通うことが困難な方は、合気会公認道場からお探しください。(公財)合気会は、合気道開祖・植芝盛平翁が設立した組織です。生粋の合気道を習いたい方には、公認道場をおすすめします。
《旭川総合体育館》
《旭川市立神居中学校》
合気道旭川道場生は、確認しておいてください。
2013年8月25日(日)千歳で廣澤先生の講習会が行われます。
以下、千歳道場からの情報を掲載します。
廣澤先生は、岩間の道場(現茨木支部道場)で開祖最晩年に内弟子を2年間、通いの内弟子6年間務められ、以後は茨木道場長斎藤守弘先生のもとで師範代として長年に亘って合気道の修行をされてきました。
この度の講習会では、岩間の伝統的な固い稽古(個体法)から流れる技(流体法)へ、さらには開祖晩年の呼吸法による技(気体法)へと稽古が進行していく予定です。開祖晩年の貴重なお話もお聞きすることもできると思います。
2013年10月5日(土)、6日(日)千歳市総合武道館で大澤勇人師範の秋季講習会及び演武大会が行われます。
以下、情報を掲載します。
○講習会 千歳市総合武道館 千歳市あずさ1丁目3番1号
10月5日(土) 13:30~15:00(学生連盟主催)
15:30~17:00
10月6日(日) 10:30~12:00
13:30~ (演武大会)
※現在演武大会準備中で後日別途詳細ご案内の予定です。
○講師 大澤 勇人師範(合気道本部道場)
受講料 一般 3,000円
学生 1,500円
○懇親会 10月5日(土) 18:30~20:30
ビア・ワークスちとせ 千歳市東郊1丁目7番1号
3,500 / 一人 ☎ 0123-26-0071
※ホテルの斡旋 ハイパーホテル千歳
(千歳市千代田町7丁目1789-3 ☎0123-49-3000
シングル @5,600円(朝食込み)35室
ツイン @9,800円(朝食込み)3室
★38室確保しておりますが申し込み多数の場合先着順とさせて
いただきます。
※バスの手配 5日 12:30発~2往復
6日 9:30発~2往復
参加希望者は兼平師範まで連絡ください。
旭川道場から5名、出稽古に行きました。
写真及び報告は旭川道場の広場で公開。
遅くなりましたが、ご覧下さい。
旭川道場の広場で公開しています。
来る12月13日(土)、昇級昇段審査会の模様を旭川道場の広場に掲載しました。ご覧下さい。
講習会・演武大会が無事終了しました。
旭川道場からの参加者は16名です。
講習会・演武大会の写真は旭川道場の広場で公開。
北海道合気道連盟五十周年記念祝賀会・第15回全日本合気道連盟講習会
北海道合気道連盟演武大会:9月30日(土)13:00~
北海道合気道連盟五十周年記念祝賀会:9月30日(土)17:00~19:00
第15回全日本合気道連盟講習会:10月1日(日) 13:~15:00
※10月1日10:00~11:30は「安全な稽古を中心とした合気道の基本的技術」講習会が開催されます。指導者は、旭川道場長・北海道合気道連盟前会長の兼平師範です。