初代道場長 兼平 民洋 (道場長期間:1993年4月~2018年3月末) |
□ 略歴 1993年、防衛庁合気道連合会の旭川支部として「合気道旭川道場」を創立し、初代道場長に就任。 北海道合氣道連盟前会長、同相談役を歴任し、2018年4月より、同連盟相談役再任・合気道旭川道場顧問に就任。 2019年6月より、急遽、北海道合氣道連盟会長に再任。 □ 経歴 1968年、防衛庁(省)合気道連合会朝霧支部入部。同時に、本部道場に通い、開祖植芝盛平翁の高弟子大澤喜三郎師範に師事し、黒岩師範、有川師範からも合気道の教えを受ける。 同年12月14日、「第8回防衛庁合気道連合演武大会」において、「防衛庁の皆さんは、日夜、お国のために命を懸けて訓練されている。その人達のために、わしがここで命尽きても悔いは無い。」という演武前の開祖の決意表明を聞いたのを機に、開祖植芝盛平翁が目指した合気道の究明を生涯の課題とする。 自衛官時に猛訓練した銃剣道や徒手格闘の技法からアプローチする合気道の原理探求によって、開祖植芝盛平翁晩年の合気道を体現させる。独自に体現させた開祖晩年の合気道は、現道場長に多くの示唆を与えた他、海外の合気道家にも影響を与える。 また、防衛庁合気道連合会の演武大会において「優秀支部賞」を受賞したことにより「旭川駐屯地に、合気道の名人、兼平あり」と同合気道連合会や旭川駐屯地内で名を馳せる。 合気道の普及活動・社会活動としては、旭川付属小学校から招聘されて出前授業(合気道)を行ったのをはじめ、吟詠剣詩舞大会への出場、北海道合氣道連盟前会長・北海道合氣道連盟相談役、また、『合氣道探求』への寄稿等がある。 初代道場長の志と活動実績は世に認められ、2006年、「瑞宝単光章叙勲章」を授与される。 |
合気道旭川道場長時代 『合氣道探求』に執筆 タイトル:「我が合氣道人生に悔いはなし今が一番」
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合気道旭川道場長時代「瑞宝単光叙勲章」受章 |
道場長 多田 昌弘 |
□ 略歴 1995年、札幌国際合気会に入門。1999年9月、合気道旭川道場に移籍し、兼平民洋師範に師事。2015年2月、合気道旭川道場神居支部を開設し、同支部長に就任。 2018年4月より現道場長に就任。 □ 経歴 現在、武術としての合気道から開祖植芝盛平翁晩年の合気道までの術と哲理の変遷に関する研究を行う他、白滝村開拓時期の開祖の史実に関する調査研究を行う。 また、合気道の応用可能性を明らかにし、現代社会に還元することを生涯の課題にしている。 2014年、合気道を高等学校の授業に導入し、『北海道新聞』に紹介される。以降、同高等学校の非常勤講師、講師の参謀役として女子学生に合気道を教授する。 2015年8月、旭川市や旭川商工会議所等が後援する一般市民向け「防犯対策セミナー」(旭川市民文化会館開催)の護身術講師として招聘され、合気道を活用した護身術の講演・演武を家族全員と現指導員補らで実施し成功させる。 2018年11月、「平成30年度上川管内高等学校教育研究会教務部会保健体育分科会 総会・研究協議会」(会場:旭川藤女子高等学校)の研究協議会・実技講師として招かれ、「いざという時の合気道 -護身術とコミュニケーションの視点を踏まえて-」というテーマで、指導員・多田由香とともに合気道の実技と理論を体育教諭に教授する。 自身の仕事(コンサルティング・講演・企業内研修)においても、学生や社会人を対象に、合気道の原理を学術的知見から紐解いて広く応用教授する。 また、執筆した論文の中で、合気道を通じた対人効果現象について示す等、合気道の知られざる可能性について、多様な方法で広く伝導している。 |
『グラフ旭川』2017年5月 「私のスポーツライフ-合気道-」 |
『北海道新聞』2015年10月20日朝刊 「合気道体育に導入-藤対人能力向上に期待-」 |
第26回北海道合気道演武大会・兼平師範の演武写真はコチラ